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学校のテストには出ない、大切なコト

どうして歴史を勉強するの?

「過去のことを勉強して、どんな意味があるの?」

と感じる子も少なくないように思います。

きっと『歴史』がどういう学問であるかをきちんと理解すれば、『歴史』ほど面白い学問はありません。

どうして、歴史を勉強するの?

もし、飛行機事故で無人島に不時着し、救援の見込みがなければ、生き残った人々はどのように行動するのでしょうか?
(米ドラマ『LOST』のようなシチュエーションです)

無人島で生きていく為には、
食べ物と水を確保する必要があります。

海で魚を獲ったり、島の中を歩き周り、食料となる木の実や野草、果物を探したり、中には、食肉としてウサギや鳥などを捕らえる人も出てくるでしょう。

しかし やがて、島の食べ物が少なくなると、人々は安定的に食料を確保する為に、畑を作ってそこに種をまき、イモや野菜、ヒエ・アワ・米などの穀類を育てるという農耕を営むようになります。

・・・・・これは、人間がたどってきた 歴史そのものだと気づかれたでしょうか。

食べ物を、『狩猟』や『採取』に頼った縄文時代前期の生活を経て、やがて縄文時代後期・弥生時代の『農耕生活』が始まります。

そして、農耕生活が始まれば、人々は、川の周りに定住するようになります。

川の側であれば、飲み水を確保することができますし、畑や田んぼに水を引くことも比較的簡単にできるからです。

文明が大河の周りで発達した理由が分かりますよね。

そして、野菜や穀物を収穫したら、人々は、きっと高床式倉庫みたいなものを創り、そこに食料を保管するようになります。

何故なら、「高床式倉庫」は、直射日光が当たらず、風通しが良く、そしてネズミの侵入を防ぐことができるということを"歴史"の授業で勉強したので、そうしたことを簡単に思い付くことが出来るのです。

しかし、こうした知恵は、実は人間が何十年、何百年という長い年月の中で思考錯誤しながら編み出した、とても価値ある ノウハウです。

歴史を勉強することで、こうしたノウハウを、"苦労"や"失敗"をせずに学べてしまうなんて、とてもスゴイことなのです。

ただし、残念ながら、私たちが歴史を勉強するのは「無人島でどうやって生きていくか」を学ぶ為だけではありません(笑)。

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