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家族と過ごす日 ≪家族≫ 千葉 主婦 ヒヨリママ 2014.03.13

2011.3.11の東日本大震災から3年が経ちました。

あの日、大きな揺れで食器棚が倒れ、落ちた皿が次々に割れた時の音が今も耳に残っています。

会社にいる夫に電話したものの繋がらず、不安と恐怖で泣きそうになるのを堪え、当時8ヶ月だった息子に、

「大丈夫だからね、ママがいるから大丈夫だからね」

と何度も話し掛け、

その日の夜は息子を寝かしつけたものの、私自身は一睡もできませんでした。

明け方3時過ぎ、職場から60km近い距離を歩いて帰ってきた夫が

「ただいまー」

と玄関から入ってきた時は、
階段を駆け下りて夫に抱きつき、泣きじゃくりました。

あの震災の日の不安と恐怖は、たぶん一生忘れられないと思います。

夫もそのことを察してか、あの日以来、毎年3.11は休みを取るようになり、家族で一緒に過ごしています。

とても小さなことですが、
夫のそんな気遣いが、私はとても嬉しく思ってます。

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