7歳までの大切な時間
7歳までの大切な時間 | ≪社会≫ | 神奈川 | 盲導犬訓練士 | GOOOOD! | 2012.3.26 |
将来「盲導犬」の訓練を受ける子犬たちは、生まれて数か月経つと一般家庭に里子に出されます。
その期間はおよそ10〜12ヶ月。
いわゆる「パピーウォーカー」と言われる制度です。
里親の家族たちと触れ合い、たくさんの愛情を注いでもらう。
そうした体験を持つことで、その子犬は人と生活をすることに喜びを覚え、人を好きになるのです。
またその期間に子犬たちは、人間社会における「マナー」や「ルール」についても覚えます。
実はこれ、人間にも同じことが言えると思います。
犬の時間の流れは人間の約7倍ですので、犬にとっての10〜12ヶ月は人間の6〜7年間に相当します。
ちょうど小学生になるくらいの年齢。
その年齢になるまでに、家族とたくさん触れ合い、たくさんの愛情を注いでもらうことで、その子どもは人と生活をすることに喜びを覚え、人を好きになります。
また、人間社会における「マナー」や「ルール」についても学びます。
逆に小学校にあがる年齢までに、家族と過ごす時間が極端に少なかったり、家族から愛情を注いで貰えなかった子どもは、残念ながら「人を好きになる」という感情が薄い子になってしまうし、「マナー」や「ルール」についても疎い子に育ってしまう。
今は、人を好きになったことがなかったり、"好き"という感情自体がどういう感情かが分からない子が多いそうです。
子どもだけでなく、大人の人たちの中にもとてもドライな考え方をしたり、「自分さえ良ければ」という利己的な考え方をする人が増えているように感じます。
そういう人たちを見る度に、その人が育った環境がどうであったか、また家族がどんな人たちか、なんとなく垣間見えてしまいます。
幼少期の過ごし方は、動物/人間関係なく、とても大切なものなのです。
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