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原発の問題 ≪社会≫ 福島県 NPO「虹の会」代表 永野美代子 2011.12.26

12月7日、福島原発の損害賠償指針が国から発表されました。

その賠償地域から私たちが住む白河市が外されたことにみな怒りを感じていました。

「どうして県中地域の倍近く線量の高い白河が対象から外されるのか納得がいかない」

「今だって子どもたちは外で自由に遊ぶことが出来ないのに…
  国はちっともわかってない」

「避難したくても、お金の問題もあってここにいるのに、
  損害賠償の対象範囲を決める上で、避難者数が基準の一つに
  なっているのは理解できない」

みんなの気持ちをどこにどう届けていいのか正直わかりません。

賠償地域から外れたことについて黙って入れば、
白河市は"被害ゼロ"と誤解されてしまいます。

そうなると、将来、子どもたちの健康に影響が出た時に何も言えなくなってしまう。

もはや、お金の問題ではないのです。

「言わなきゃ。黙っていたらそれでいいことになってしまう」

白河の母親達は危機感を感じ始めています。
子育て当事者ですから。

あきらめない。人任せにしない。

子どもを守れるのは親なんですから大きな声をだして、この気持ちを届けないといけないと思っています。

このコラムの読者の多くは、福島原発の損害賠償指針についてご存知ない方も多いかもしれません。

でも これを機会に、福島の母親たちが何を考え、何に憤りを感じ、そして何をしようとしているのか是非知っていただきたいと思います。

原発の問題は「既に終わったの話」ではなく、福島で子育てをする親にとっては「これから始まる問題」なのです。

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