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いのちをいただく(3/3) ≪育児・教育≫ 千葉県 会社員 ほうれんそう 2010.11.05

その先生の授業で親子どんを作った時のこと。

調理実習で作った料理は
授業の最後に皆で食べるのですが、一人の女の子が

「ダイエット中だから」

と言って親子どんを半分ほど残したままごちそうさまをしたのです。

すると、「わたしも」「わたしも」
と言って周りの女の子たちも残し始めました。

それを見た先生が、

「残すどいだましっからちゃんとけ!」

と言ったのです。

その言葉で、お婆ちゃんが言った言葉を思い出したのです。

「"残すどいだましっから"は、「残すともったいないから」で

 "ちゃんとけ"は、「ちゃんと食べなさい」ってことよ。あのね、君たち、」

先生は少し怖い顔をして話を続けました。

「私たちが毎日口にしているものは、
 お肉であれ、野菜であれ、元は全て命あるものなの。

 今日の親子どんに使われた鶏肉も卵もタマネギもみんな生きてたのよ。

 "食べ残す"ということは、その命を無駄にすること。

 そんなこと、例え王様でもお姫様でも私は許さないから。

 いい? 最後まできちんと食べなさい!」

殺生した命を無駄にしない為に、きちんと食べる。

先生の言葉で、おばあちゃんがウサギ鍋を作った理由が
少し分かったような気がしました。

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