文字を小さく文字を大きく
 
いのちをいただく(1/3) ≪育児・教育≫ 千葉県 会社員 ほうれんそう 2010.11.02

昔、秋田の田舎に住んでいた頃の話です。

裏庭がとても広いおうちで、
そこでウサギ4羽と犬を2匹飼っていました。

私が立ったまま入れるほど大きなウサギ小屋があって、キツネやイタチに襲われないよう ウサギはその小屋の中で飼っていました。

ある夜のこと。
庭でけたたましく吠える犬の声で目が覚めました。

直感的に「ウサギ!」と思い、懐中電灯を持って
急いでウサギ小屋に駆け付けたのですが、 既に小屋の網には穴が開いていて、
その中でウサギのミミとククが血だらけになって死んでいました。

妹と私はショックと悲しさで泣きじゃくりました。

そんな私たちを優しくなだめてくれたお婆ちゃん。

しかし、その日の夜。

家族で夕飯に鍋を食べていたら、お婆ちゃんが

「残すどいだましっから、いっぺけな。
 そんれに、めんけぇ兎の供養にもなっから」

(⇒残したらもったいないからたくさん食べなさい。
 可愛いウサギの供養になるんだから)

と言ったのです。

そう、私たちは、死んでしまったミミとククを鍋にして食べていたのです。

もうビックリでした。

○ 連載「いのちをいただく」 --- [1] | [2] | [3]

○ 「フムフム一覧」に<戻る>

----------------------------------------------------------
イメージ写真、文中の下線、カラー等の装飾、並びに関連サイトへのリンクは、
Simple-HP側にて設定させていただいております。
コラムに対するコメントもお待ちしております。 一つの『コラム』として選考・掲載
致します。---ふむふむコラムの投稿
  • 前頁に戻る