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お婆ちゃんの仲裁 ≪育児・子育て≫ 東京都 会社員 Momo-S 2010.8.24

電車の中で、前に座っていた中学生くらいのお兄ちゃんとまだ小学生2-3年生くらいの女の子の会話が聞こえてきました。

どうやら「夢」をテーマにした作文を書くのが夏休みの宿題のようで、女の子はまだ途中までしか書いていないようでした。

「スミレの夢って何?」

と聞くお兄ちゃんに対し、

「私ね、つばさが欲しいの」

と答えた女の子。

「だって、つばさがあったらどこへでも飛んでいけるでしょ」と。

その答えに、お兄ちゃんは、

「先生が作文に書いて欲しい"夢"っていうのは、そういう夢じゃないと思うよ。
 どちらかと言えば、努力したら叶えられるような夢を書くべきじゃない」

と忠告。なかなか優等生な発言でした。

しかし、女の子も黙っていない。

「今度生まれ変わった時に鳥になればいいんでしょ。
 私の夢にケチつけないでよ!」

と反撃。二人はその後も言い合いし、険悪なムードになっていきました。

そこに隣で寝ていたお婆ちゃんが目を覚まし、

「なした?なして喧嘩しとる?」

とお孫さんたちの仲裁に入りました。

するとお兄ちゃんは 妹の作文の宿題の説明をして
お婆ちゃんはどう思う?と意見を求めたのです。

お婆ちゃんはしばらく考えてから、こう言いました。

「スミレは翼が欲しいんかい。
 んでも、背中に翼あったら仰向けで寝れねぇーぞぃ」

それを聞いたお孫さんたちは無言となり、兄妹喧嘩は終了。

私は後ろを向いて必死に笑いを堪えました。

とても温かみのある結末。

うちの子供たちもよく口喧嘩をしてますが、
こどもの喧嘩を仲裁する時って、何も真面目に仲裁するのではなく、
思いっきりボケるのもありだなとそのお婆ちゃんから学んだ気がしました。

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