文字を小さく文字を大きく
 
事業仕分け作業 社会 東京都 会社員 菜月ママ 2009.12.01

11月27日 事業仕分け作業が終了!

否定的なことを言う人もいたけれど、
自民党時代は密室で行われていた『予算の見直し』が、今回「公開形式」で行われただけでもスゴいことだと思う。

一連の事業仕分けで一番深いシワが眉間に寄ったのはは、ODAの高コスト体質の話。

ODAは、本来 開発途上国に資金や技術の協力・援助を行う機関ですが、そのお金の使い方に「無駄が多い」と指摘されていました。

ニュースでは、海外出張の際の航空チケット代などが取り上げられていましたが、調べてみるとほんとヒドいですよ。

タンザニアの小学校建設に日本が掛けた総事業費は約12億4000万円で、一教室当たりの費用は約557万円。

一方、イギリスが同じタンザニアに建設した小学校の一教室当たりのコストは、
なんと50〜70万円程度。⇒約8倍もの開きがあります。

また、カンボジアで日本が行った道路改修工事の1q当たりの費用は、
アジア開発銀行の貸付事業の2.4倍にも相当するのだそうです。

『世界がもし100人の村だったら』 シリーズの著述をしている池田香代子さんのブログを見ると、ODAだけでなく、JICAのお金の使い方がヒドイようですね。

池田さんが、ある途上国の国連事務所を訪ねたとき、
そこに勤めるヨーロッパ人女性からこう言われたそうです。

「日本の大使館やJICAが、地元の通訳さんを高めのギャラで囲い込んでしまうのです。
通訳さんの数もこちらの予算も限られているので、わたしたちは通訳さんを確保できず、困っています。わたしたちは”JICAレート”と呼んでいるんですよ」
(⇒ 池田香代子さんのブログから引用)

日本は多額の借金を抱えている赤字国。

債務残高の対GDP比(国際比較)は、
先進国の中でダントツのトップであり、もはや「経済大国」ではありません。

それでも"国際社会貢献"として海外支援活動を継続しているのですから、
せめて税金のムダ使いは止めて欲しいです。

でないと、次の世代の子供たちが可哀そう…

今回、私たち納税者に代わり

「ムダが多い!」

と言ってくれた蓮舫議員たちには本当に感謝です。

お疲れさまでした!

----------------------------------------------------------
イメージ写真、文中の下線、カラー等の装飾、並びに関連サイトへのリンクは、
Simple-HP側にて設定させていただいております。
コラムに対するコメントもお待ちしております。 一つの『コラム』として選考・掲載
致します。---《コラム/コメントの投稿》
  • 前頁に戻る