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大人の都合 子育て・教育 千○県 中学二年 ××やっち 2009.09.16

「お父さんはね、
 千○県がもっと住みやすい県になるように
 って頑張っているのよ」

小さい頃から
母にそんな風に教わって育った。

正直、県庁で働く父をずっと尊敬していた。

しかし、僕の父親を見る目は変わった。

例の千○県庁全体で行われていた不正経理のニュース。

先週、廊下ですれ違った部活の先輩から

「そう言えばお前の親父、確か千○県庁で働いてたよな」

と聞かれ時、僕は素直に「そうです」と答えた。すると、

「お前、よく『そうです』なんて言えるな」と先輩の冷やかな視線が刺さった。

そして先輩は『ちょっと来い!』と言って僕を誰もいない階段に連れて行くと、

「お前な、親父が千○県庁で働いているなんて人前で絶対言うなよ。イジメに遭うぞ」

と忠告された。

例のニュースを僕は知らなかったのだ。

家に帰って新聞を見た時の驚きは忘れられない。

「ねぇ本当なの?」

母に尋ねると、返ってきた言葉は「子どもは黙ってなさい」だった。

仕事から帰ってきた父に聞いても、「お前には関係ない」と怒鳴られた。

正直、逆ギレもいいとこ。

都合の良いことは、子どもに話し、
都合が悪くなると、口をふさいでしまう。

なんとなく、大人のズルさを見たような気がした。

親がしたことで、
子どもが学校でイジメに遭うかもしれないことを多くの親に知って欲しい。

そして、きちんと説明して欲しいと思う。

自分がしたことで指をさされるなら「自業自得」だけど、
親がしたことで、子どもが指をさされるの「とばっちり」以外のなにものでもないのだから。

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