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花火師 社会 埼玉 会社員 コーンすぅーぷ 2009.08.03

朝のテレビ番組で、花火師の親子がスポットを浴びてました。

花火大会と言えば、
夏休みの子供たちには欠かせないビッグイベント。

その打上げ花火の
「企画」、「制作」、「打ち上げ」の全てを一手に背負い、何十万人もの観客の歓声を生んできた父親の仕事を

『格好イイ』

と感じた息子さんが、高校卒業後 父親の元に弟子入りし、
七代目の後継者として頑張っていました。

しかし今の花火業界は、
馴染みのお客さんである市町村が合併してしまったり、
花火予算が大幅に削られてしまったりなどで、とても厳しい状況にあるのだそうです。

予算が削られた分、単純に花火の数を減らしてしまえば、

『つまらなかった』

と評価され、翌年は仕事が来なくなってしまうかもしれないのだと
テレビでは言っていました。

とてもキビしい世界・・・

30度を越す真夏日、
額の汗をぬぐいながら火薬玉を作る息子さんは、テレビのインタビューに

『予算が十分にあれば豪華な花火が上げられます。
けれど、予算が少ない中でどれだけ観客を満足させられるかが、
花火師の腕の見せどころなんですよ』

と答えていました。

なんともたのもしい七代目の言葉。

その七代目が今夏新たに取り組んだのが、花火と音楽のコラボレーション。

これまで手作業だった花火の点火タイミングをコンピューターで行い、
大音量で流すBGMの曲に合わせて夏の夜空を演出するというもの。

テレビでは、音楽とのコラボの打ち上げが始まる直前の模様が流れていました。

直前に雨が降り、
一部の火薬玉が湿ってしまったというアクシデントで始まった花火大会。

『これで失敗したら、来年はないでしょうね』

大きな覚悟を胸に秘め、新しい取組みに初めて臨む緊張の一瞬。

・・・・(静寂)・・・・・

息子さんの

『点火!』

という合図で、幻想的な曲と共に
見事花火が次々に上がった時は、感動して目頭が熱くなってしまった。

あの華やかな花火の裏側に、
花火師たちの汗と熱い思い、そして厳しい覚悟があるなんて、
これまで考えたこともありませんでした。

今度花火大会を見に行く時は、
そこで打ち上げられる花火を見ながら、
その真下で頑張っている花火師たちのことを頭に思い浮かべようと思います。

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