文字を小さく文字を大きく
 
子どものケンカの仲裁で 家 族 神奈川県 主 婦 シュークリーム 2009.07.15

先日 幼稚園に
長男を迎えに行った時のこと。

優太はいつものように
一番仲のいい琢磨君と積み木で遊んでいました。

そこに琢磨君のママがやってきて、
二人で少し立ち話をしていると、

さっきまで仲良く遊んでいた二人が
口ゲンカを始めたのです。

私が「コラ、優太!」と言って止めに入ろうとすると、琢磨君ママに、

「少し様子を見ましょ」

と止められました。

子どもたちの口ケンカは収まるどころか、
ますますエスカレートして殴り合いのケンカに発展。

と言っても、うちの子の方が体格が大きいので、
すぐに琢磨君のことを一方的に殴る展開になってしまいました。

「コラ、優太やめなさい!」

私は慌てて大きな声を出し、優太の両腕を掴んで止めました。

そして、

「琢磨君ごめんね、大丈夫だった?」

と謝ると「それじゃ、お先に失礼します」と帰ろうとしました。

すると、琢磨くんママに「ちょっと待って」と私たちを止めると、優太に向って

「優太くんさぁ、このまま琢磨と仲直りしないで帰っていいの?」

と聞いてきました。

優太はそっぽを向いて、何も言いません。

すると琢磨ママは、今度は琢磨くんに向かって、

「琢磨はどうする?このまま仲直りしないでバイバイする?」

と尋ねました。

「このままじゃヤだ」

琢磨君が言ったコトバ。

「琢磨が優太君の積木奪ったのが原因なんだから、琢磨が謝らないとね」

確かにケンカの原因は琢磨君かもしれないけれど、
琢磨君は優太にたくさん殴られてました。

にも関わらず、琢磨君は優太に向って「ごめんなさい」と謝ったのです。

スゴイ!

一方うちの優太も、琢磨君に続いて「ごめんね」が言えたのです。

その瞬間、涙が出てしまいました。

子どものケンカに対して私がこれまでしてきたことは「その場しのぎ」だけ。

その時の子どもの気持ちなんて、まったく考えてなかった。

琢磨君ママに泣き顔を見られ、「どうしたの?大丈夫?」

と心配されましたが、私は素直に

「とてもいい勉強させてもらえたなぁと思って。ありがとう」

とお礼を言いました。

----------------------------------------------------------
イメージ写真、文中の下線、カラー等の装飾、並びに関連サイトへのリンクは、
Simple-HP側にて設定させていただいております。
コラムに対するコメントもお待ちしております。 一つの『コラム』として選考・掲載
致します。---《コラム/コメントの投稿》
  • 前頁に戻る