目に見えない浄化作用
目に見えない浄化作用 | ≪社会≫ | 東京都 | 大学3年 | ばらきぃー | 2009.02.18 |
食料品の輸送距離が長ければ、
それだけ輸送時に発生するCO2の量が大きくなるという"フードマイレージ"の概念から、地産地消を推奨しているのがエコ。
一方、WTO(世界貿易機関)が推進する自由貿易協定(FTA)は、関税や輸出入量の制限を撤廃/低減して、「世界中の貿易を更に活性化させましょう」という考え方。
これは「地産地消」というエコの流れに、真っ向から対抗するもの。
そして今、世界的な不況で大量の失業者が生まれ、
アメリカでは「保護主義」的な政策を打ち出すようになりました。
平たく言えば、「自分の国で作ったものを買おうよ」という
「Buy America」運動で、これは地産地消に似ています。
こうしたニュースを見ていると、
地球には何か不思議な浄化作用が働いているような気がするのです。
- 自然を破壊して大量のCO2を出し続ければ、
異常気象が頻発し、多くの人が何らかの被害を被るようになる。
- 経済最優先で「家族の時間」というものを軽んじた多くの先進国は、
少子化の問題に悩まされるようになる。
- 度の過ぎた自由貿易が進めば、
不況によって「保護主義」に向かう国が出てくる。
人間なんて、しょせんお釈迦様の手のひらの悟空みたいなもので、
勝手気ままに度の過ぎたことをすれば、必ずしっぺ返しを
食らって軌道修正させられてしまう。
この世界には、目には見えない浄化作用みたいなものが
きちんと機能しているように感じるのは僕だけでしょうか。
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