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戦争と原爆の特集番組 ≪教育≫ 宮城県 主 婦 関口裕美 2008.08.04

毎年この季節になると、広島・長崎の原爆の話がテレビ番組等で取り上げられます。

そうした番組の中で、しばしば
「日本は原爆の被害者、その加害者は米国」
という構図が描かれます。

事実、
「原爆投下に対する正式な謝罪を米国に要求するべき」という声も少なくありません。

確かに被爆した人たちは、原爆の被害者です。

しかし、加害者は誰かというと、必ずしも米国だけを指差すことは出来ないように感じます。

日本軍上層部のお偉方は、自らが進んで特攻機に乗り込むことはなく、「お国のため」という大義名分で、まだ10代の未来ある若者たちを特別攻撃部隊として敵戦艦に特攻させました。

勝ち目のない戦争と知りつつも、「竹やりでの本土決戦」、「全員玉砕」という精神を国民に押し付け、戦争を継続させた日本軍の上層部にも、原爆の責任の一端はあるように感じます。

8月2日に放送された「原爆〜63年目の真実〜」によると、日本軍も理化学研究所に委託する形で原子爆弾の開発を行なっていたことが分かっており、当時まだ中学生だった子どもたちにウランを素手で発掘させていたそうです。

もし仮に日本が米国よりも先に原爆を開発していたら、日本は何のためらいもなく原爆を米国に投下していたでしょう。

米国が原爆の開発を先に成功させ、先に投下したからと言って「米国だけが悪者」とは言えないように思います。

憎むべきは戦争そのもの。

この時期に放送される原爆や戦争の特集番組を、「重い」という理由で避けてしまう方も多いと思います。

しかし私の家では、年に一度、戦争の悲惨さをきちんと子どもに伝える為に、必ず家族みんなで見るようにしています。

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