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『道徳』の教科化見送り 長野県 大学一年 兼子ゆう 2007.09.25

日本人のモラル意識の低下を懸念し、教育再生会議は、道徳 を一教科とするように提言していましたが、文部科学省の中央教育審議会にて、その案は却下されたとの報道がありました。

理由は、「道徳は、子供の心に関わるもので、教科書を使って教えるものではない」だからだそうです。

しかし、私にはその判断がどうしても理解できません。

未だに街を歩けば、歩きタバコをする人はたくさんいますし、下を見れば吸殻や空き缶、ペットボトルがそこら中に落ちています。

また、保育料や給食費の未納問題をはじめ、政治団体の二重三重の経費計上や自治体による2億4300万円もの年金保険料の横領なども、私には全て モラル に関わる問題であるのように感じます。

大切なのは、子ども達のそうした問題を 考える時間を創ることだと思うのです。

読売新聞の記事によると、正式な教科となるには、

@ 児童・生徒を数値で評価する
A 検定教科書を使用する
B 中学校以上は各教科専門の教員免許を設ける

という条件を満たす必要があるそうです。

「教科が、これら条件を満たしているか?」を問う前に、「これら条件が、『教科』を検討する上で相応しいものか」を議論する必要があるような気がしてなりません。

また、そもそも、教育の有識者を集めたという教育再生会議が決定したことを、中教審が却下できてしまうという力関係があったことに驚いてしまいます。まるで、文部科学省の前に置かれた目安箱に意見を投函する権利を与えられただけのグループ。

にも関わらず、そのグループに付けられた名前が、『教育再生会議』というのは、今では「子供騙し」的なネーミングであったように感じてしまいます。

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