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ホめて育つ子、シめて育つ子 笑える 静岡県 主 婦 Green River 2012.11.22

月曜日に3歳になったうちのボン。

その日の夕食は、近所に住む義父母も誕生日のお祝いに来てくれました。

皆で虎太朗(コタロウ)が好きなハンバーグを食べた後、部屋を暗くしていよいよ誕生日ケーキが登場。

「ハッピバースデートゥーユゥー♪♪」

歌を歌ってロウソクの火を虎太朗がフーっと消すと
1本だけ消えずに残った。

「ありゃ、惜しかったなぁ。今のはリハーサルだな」

義父が発したその一言で、なんと一からやり直し。

部屋を暗くして、ロウソクに火のついたケーキを運び、
歌をもう一度最初から歌うところからスタート。

「ハッピバースデートゥーユゥー♪♪」

そしてフーっと火を消すと、また1本だけ残った。

「ありゃ、もう少しだったんだけどなぁ」と義父。

え?また最初から?

しかし、明らかにその場の空気は"やり直し"一色。

「次は虎太朗、本気出しますから。ねっがんばるわよね」

義父母に謝りつつ、また最初からスタート。

そして3回目は…やっぱり1本残った。

えぇ〜〜!

虎太朗の顔を見ると、ニコニコしている。

思わず、私は普段のモードに切り替わり、

「コータ、次失敗したらケーキ小さく切るからね」と喝!

"男ならロウソク3本くらい気合で吹き消せっ!"

と付け加えたかったけれど、そこはグッと我慢。

そしていよいよTake4のスタート。

火を吹き消す時、私のにらみが効いたせいか、
吹く息に勢いが付き、今度は無事に成功。

世の中にはホめて育つ子もいますが、
うちの子の場合は、少しシめてやった方がいいようです(笑)

本人も成功して安心したようでした。

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