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もう一人のお母さん(1/4) ほのぼの 千 葉 高 二 ビターチョコ 2012.5.16

もの心がついた時、私の母はもう仏壇の中でした。

1歳下の妹を産んだ後に、心疾患で他界したのだそうです。

母の代わりに私たちを育ててくれたのは、母の妹にあたる叔母さんです。

一度結婚してバツ1になり「家に戻ったらあんたたちの面倒見ることになっちゃった」とあっけらかんに言う人。

もう少しデリカシーのある言い方があるんじゃないかと思うけど、

「血つながってるんだから気を使う必要ないでしょ!」

と言って、普段から歯に衣着せぬ言葉を平気で吐く。

そんな叔母との生活は、朝起きると必ず「おかあさんに挨拶するわよ」と言って私たちを連れ、仏壇でチーンして一緒に手を合わせることから始まります。

そして朝食を食べたあとは私たちは学校へ向かい、叔母は自宅の一室を診療室にして針灸の先生をしてます。

父親も祖父母もいませんので、もし叔母がいなかったら私と妹はどこかの施設に入っていたかもしれません。

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