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私の知らないところで(1/2) ちょっと泣ける 埼玉県 大学一年 さおり 2012.4.23

私はよく母と一緒にショッピングへ行きます。

先日も、母が会社に着ていく服を見に市内のデパートで出かけたのですが、そこで、あーだこーだ言いながら物色していると、

「あら、○田さん?」

と中年のおばさんに母が声を掛けられました。

その人は母と同じ職場で働いている方で、私が

「いつも母がお世話になってます」

と挨拶すると、

「さおりちゃんよね、ずっと会いたかったのよー」

とニッコリされました。

どうやら母はよく職場で私の話をしているようです。

しばらく母たちは立ち話をしていましたが、ちょうど昼時でもあったので、そのおばさんと一緒にランチを取りに行くことになりました。

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入ったのは和食のお店。

注文したに定食が運ばれてくると、そこには千切りされた玉ねぎが乗ったサラダが付いていました。

そのサラダをジッと見てると

「ダメよ、玉ねぎ嫌いでもちゃんと食べなきゃ。
  血をサラサラにしてくれるんだから」

とそのおばさんに言われました。

どうやらそのおばさんは、私の好き嫌いまで知っているようです。

「でも、玉ねぎの味はどうも苦手で…」

と応えると

「あら、そんなことはないわよ。
  さおりちゃんは玉ねぎ、ちゃんとお弁当で食べてるのよ」

とおばさん。

「もう、さおりには内緒にしているんだからその話はいいの」

と止めようとする母を気にも留めず、そのおばさんは

「もうさおりちゃんも大学生なんだから、いいのよ。
  せっかくの機会だから、おばさんがいろいろと教えてあげるわ」

と言って母の話をしてくれました。

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