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岩手から来た甥っ子(2) ≪ちょっと涙≫ 東京都 会社員 夏ボタル 2011.8.12

最終日、東北新幹線の一ノ関駅には姉が迎えに来てくれることになってましたので、私は甥っ子を連れて東京駅に向かいました。

「くりこま高原の次が一ノ関駅だからね。寝ちゃダメよ」

そう言って甥っ子を新幹線に乗せて見送ると、

すぐに姉の携帯に電話し、新幹線の到着時間と乗っている車両を伝えました。

電話の向こうから「翔太、大丈夫だった?」と心配する姉。

「大丈夫よ。とってもいい子だった。でもね、遠慮ばっかりするの」

と答えた私。

「アイスとかケーキ食べても、半分しか食べないし…」

すると姉は、それは遠慮じゃないのよと教えてくれました。

亡くなった姪っ子(翔太の妹)は体が小さかったから、
アイスやケーキを一人で食べたらごはんが食べれなくなっちゃうので、
姉はいつも

「お兄ちゃんと半分こにしなさい!」

と言ってきたのだそうです。

(だから半分残してたんだ)

「あの子はね、そういう優しい子なの」

その話を聞いて、涙が出ちゃいました。

そんな甥っ子に、私は「その悪いくせ、直しなさい!」
なんて言ってしまった…

(謝らなくちゃ。。。)

しかし、もう新幹線は姿さえ見えなくなっていました。

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