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バレンタインの思い出 ≪ちょっと笑える≫ 静岡県 主 婦 遠藤美紀 2010.02.12

中2の時、
一校上の先輩に夢中だった私。

バレンタインデーの日、その先輩の為に、
初めて手作りのチョコを作った。

制作中、
手際の悪い私を見かねたのか、
母から「手伝おうか?」と言われた。

でも、母の手を借りたら、それは「偽物のチョコ」になってしまうような気がして、最初から最後まで自分で作った。

→まだとっても純だった私(*^o^*)

次の日、学校に持っていくまでは冷蔵庫でチョコを保管。

これで準備は完璧。

あとはどうやって渡すか悩むだけ。

そして翌日、

いよいよ先輩に手渡しする日がやってきた。

朝起きて、すぐにチョコをカバンに入れようと、
一階の冷蔵庫に取りに行った。

しかし、冷蔵庫にチョコがない。

洗面所でヒゲを剃っていた父に、

「ねぇパパぁ、冷蔵庫のチョコ知ってる?」

と尋ねた。すると、

「あぁ、ありがとな。美味しかったよ♪」とニッコリ。

もう、えぇぇぇぇーって感じだった。

「パパのチョコじゃないのに、なんで勝手に食べるのよ!」

私は思いのままを父にぶつけた。

あの時、父は「そうだったのか。ごめんな」と謝りながら、
とても寂しそうな顔をしていた。

今となっては懐かしい思い出。

今年70になった父。

私から父に送るバレンタインチョコは、
純粋な感謝の気持ちがこもった手作りのチョコである。

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