写真以上の思い出
写真以上の思い出 | ちょっと涙 | 埼玉県 | 会社員 | 葵ママ | 2008.06.20 |
週末の父の日、
幼稚園で「日曜参観」がありました。
その日、私はお店からお休みを頂き、
娘と一緒に幼稚園ヘと向かいました。
"父の日"にちなんで企画された日曜参観で、その日はパパと子どもたちが主役。
教室に入ると、子どもと一緒に椅子に座るお父さんたちと、教室を囲むように立つお母さんたちがいました。
しかし、うちにはパパがいないので、
私が"パパ"として参加しました。
娘は特に気にしているようではなく、
"パパといっしょにねんどであそぼう"では、二人で一緒にゾウさん親子を作りました。
もともと私は粘土細工みたいなことは好きなので、
本当に楽しく娘と遊ぶことができました。
しかし、回りにいるお母さんたちが、
「だいきー、こっちむいてー」、「ゆりー、笑ってー」
とカメラやビデオを向けているのを目にした時、ふと考え込んでしまいました。
うちの子の写真は一枚も残らない…
デジカメはポケットにあるのに、撮る人がいない。
その後は、複雑な思いのまま粘度細工をつくることになりました。
続いて園庭で行なわれた"パパといっしょにつなひき"では、
親子混合チームを4つ作り、競い合うことに。
娘と私が入ったチームは「きりんチーム」で、
最初の相手は「くまチーム」。
5回勝負で、先に3勝した方が決勝戦に進出です。
くまチームにいる大人は、お父さんが5人であるのに対し、
きりんチームはお父さん4人と身長152cmの小さな私。
ハンデはあるものの、娘と一緒に勝ちたくて、
「葵、がんばろうね」
と私は意気込みました。
1回戦目。
やはり、大人の力の差が出たのか、
奮戦むなしくジリジリとくまチームに引っ張られてしまいました。
続く2回戦目も同じ結果。
元の位置に戻り、またしゃがんで3回戦に入ろうとすると、
いきなり娘が立ち上がり、くまチームに向かっていったのです。
そしてくまチームのお父さんたちに、
「ママは女の子なんだからね!」
と言ったのです。
正直、驚きました。(ちょっとウルっとしてしまった私^^;)
今まで、「母であると同時に父親でもならなければいけない」
と気張ってきた私でしたが、娘のその言葉は、
「母親だけでいいよ」と言ってくれたようで。
結局つな引きは負けてしまいましたが、
娘から素敵なメッセージを受け取った気がしました。
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