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沙理奈 ごめんね 《ほのぼの》 埼玉県 主婦 ダメママ 2007.12.16

週末、小学四年生になる娘に叱られてしまいました。

理由はつまらないことで、私が
「パパとママ、どっちが好き?」と聞いたことです。

娘が幼稚園の頃にも、同じような質問をしたことがあるのですが、娘はモジモジしながらも「ママ」と答えてくれていました。

しかし、小四になった娘は、その頃の娘とは違い、ほぼ即答で「パパ」と答えたのです。

真剣な質問ではないにしても、「ママ」という答えを期待していたので、娘の「パパ」という答えにはショックでした。

私が娘と同じくらいだった頃、よく「パパとママ、どっちが好き?」と聞かれましたが、私は母から聞かれた時は「ママ」と答え、パパから聞かれた時は「パパ」と答え、両親が揃っている時には「同じくらい」と上手に交わすことが出来ました。

小学四年生にもなれば、その場の空気が読めるようになっても良い年齢。
私は不機嫌になり、「ママも沙理奈のこと、あんまり好きじゃない」とつい言ってしまいました。

すると、沙理奈はみるみる目を赤くして、自分の部屋へと行ってしまいました。

気まずい気持ちのまま、夕飯の時間になりました。
「沙理奈ー、夕飯よー」と沙理奈を呼ぶと、元気がないまま階段を下りてきました。

ゴルフから帰って来た夫も、そんな娘を見て「どうした?元気ないなぁ」と一言。

席に着いても、お箸を取ろうとしない沙理奈。
「どうしたの?食べないの? ママが作ったお料理なんて食べたくないんでしょ」
と、私はまた嫌味を言ってしまいました。

すると、娘はポケットから小さく折りたたんだ紙を取り出して私に渡した後、下を向いて泣き出してしまいました。

紙を広げると、

ママへ
沙理奈は、ママもパパも大好きだから、どっちかをえらぶなんて沙理奈にはできません。
沙理奈が答えられないようなイジワルなことを聞くママがイヤだったから、「パパ」とこたえたの。
ママごめんなさい。

と。

私がつまらない質問をしたばかりに、娘を悲しませてしまい、その後も、子どもじみた行動をしてしまった自分が恥ずかしくなりました。

「ごめんね、沙理奈、ごめんね、ごめんね。」
私も泣きながら沙理奈を抱きしめ、謝り続けました。

何も知らない夫は、
「どうしたんだ、どうしたんだ。その紙に何て書いてあるんだ」
と大慌て。

私は、パパには「何でもないの」とごまかし、
娘には「パパにはヒミツにしてね」とお願いする始末…。

腑に落ちない顔をしたままのパパは可哀想ですが、
(正直に話せば大笑いされますので…)
娘と仲直りできてとても良かったです。

「もう馬鹿な質問はしない」と誓い、
その日は久しぶりに娘と一緒にお風呂に入りました。

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