幼稚園の保母さん取材記「今どきの園児たち」
挨拶できない年少さん
保母さんたちの生の声
01. | 元気にあいさつできる子は友達作りも上手 |
元気にあいさつできる子は、友達を作るのも早いですね。 友達が出来れば、幼稚園に来るのも楽しくなるもの。 でも、近年は年少組全員が、朝のあいさつができるようになるまで半年近く掛かってしまいます。 |
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神奈川県 幼稚園 保母(キャリア13年) | |
02. | 「朝のあいさつ」を知らない子も… |
昔は、入園したばかりの年少さんでも、 「○○くん、おはよう」と声を掛ければ、あいさつが返って来ましたが、今は「○○くん、おはようは?」と尋ねてもキョトンとしている子も少なくありません。 |
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埼玉県 保育園 保母(キャリア7年) |
保母さんからのアドバイス
「しつけ」とは、子どもの「自分でできる力」と「社会の中で生きていく力」を育てることです。
「社会の中で生きていく力」の基本は、やっぱり「あいさつ」。
英語の授業で一番最初に「ハロー」や「グッドモーニング」を学ぶのは、挨拶は人とコミュニケーションする上で、最も基本的なことだからです。
"あいさつが元気にできる子は、お友達を作るのがとても早い。"
幼稚園に入園したばかりの頃は、幼稚園の雰囲気に慣れず、みんな不安を抱えています。
特に、兄弟がいない一人っ子にとっては、同じクラスのお友達と仲良くすることが苦手という子が少なくありません。
「おはよう」「またね」「ばいばい」といった挨拶は、友達作りのきっかけとなる最初の一歩です。
まずは朝起きたら「おはよう」と親子で元気に挨拶をするようにしたいですね。
また、「こんにちは」、「さようなら」、「ありがとう」、「ごめんなさい」、「いってらっしゃい」、「ただいま」、「おやすみなさい」、「おじゃまします」といった言葉も、親がきちんと使っていれば、子供たちは、どういうシチュエーションでそういう言葉を使うのかを自然に覚えていくものです。
あいさつは、幼稚園や保育園で学ぶものではなく、家庭で覚えるもの。
入園する前から、毎日家族で「あいさつ」する習慣をお願いします。
オハヨ!♪(O^^)O O(^^O)♪オハヨー